HD800のバランス化はただの幻想なのか?


α900+SAL100M28 100mm F2.8 Macro

Moon Auido製Blue DragonのFurutech Rhodium Plated XLRケーブルが届き、鳴らし込んで50時間は経っているので書いておこうと思います。環境はお馴染みCodaが無くなったので、AME->TOS LINK->DAC64MK2->CHORD CHORUS2 XLR->BUDA+DPS->BlueDragonXLR->HD800
となります。ソースは全てロスレスでアップビット、アップサンプリングはiTunesの出力時に行っている状態です。まあ今回は機器を見るよりHD800のシングルエンドとバランス化の差を見れれば良いのでどうでも良いと言えばそれまでですが・・・。
27日に書いたように端的に言えば元気に鳴るようにはなるのですが、それだけなんですよね。他にほぼ変化がない。まだ鳴らし足りない?とも言えますがケーブルの変化ですからね。あまり無いと言えるのではと思います。
ということで言えるのは次の内どちらかではないかと思います。
・青龍ごときでは標準のケーブルには打ち勝てていない
HD800自体は充分な能力を持っているのでそう考えるとそのケーブルも入念にチューニングされたものが使われているはずです。猫も杓子もリケーブルという考えは何の意味持たないと思いますが、青龍ではそもそも能力ダウンなだけでバランス化したものの足を引っ張っている可能性もあります。本当なら標準ケーブルをぶった切ってバランス化させるのが良いのかも知れないです。
・HD800自体にバランス化の伸びしろがない
過去バランス化して絶賛されたヘッドフォンはK701などいくつかありました。駆動力も上がり音場も広がる等伸びしろが元々あったヘッドフォンはかなりの変化があったわけですが、現状のバランス化HD800には音場も広大とはいえそのままです。標準駆動でも充分な駆動を維持しバランス化しても変わらない可能もあるんでは無いかと思いますがどうでしょうか?

と現状ではこんな感じですが、銀龍バランスケーブルも出荷されれば発送される予定だし機会があれば他のケーブルをシングル、バランス問わず試してみようと思うのでそのタイミング毎に色々と書ければと。