P3 Heron改 雑感

さてP3改を手に入れて数日経つので雑感を。改造内容は、マイスターの所に書かれていますがここにも念のため書いておきますかね。
・ボリュームの交換
・LEDの交換(ノーマルと見分けが付くように青にしてもらいましたw)
・フィルムコンのパラ化
・全抵抗の交換
電解コンデンサの交換

となります。書くだけなら簡単ですが、私にもここまで作業は出来ませんのでもう、お任せです。でその状態でドノーマルのオペアンプを全て移植。ということでおさらいになりますが・・・。
LR:AD8620ARZ
バッファー:スタックBUF634P抵抗付きをWB化*2
3chGND:AD8610BRZ
4chGND:スタックBUF634P抵抗付きをWB化

となります。まあここは昨日の写真を見てもらえればいいですね。それでは改造の結果・・・。

オペアンプの構成は好みの問題なので、改造に伴うその分の伸びしろは割愛します。最も分かりやすいのは、開放的になったというところですね。それは例えば、ビッグバンドものなどのホーンセクションを聴いたり、クラシックでバイオリンや金管楽器を聴けば分かります。入るところから余韻までのそのヌケ方が完全に変わっています。諦めていたこもり感が無くなることです。ここまで化けるのはかなり大きいですし、やってもらった意味があった部分ですね。
また、クリアさも上がり一段とシャープになりました。これは一度ドノーマルと改造と全く同じオペアンプの構成(出荷時の構成で)で比べて見ましたが、これも分かりやすい部分ですね。

というのが改造したことによる利点というか大きな変化です。

ただ、マイナスというか自分自身で対応しないといけない部分があります。改造することによって眠さやこもり加減ががらっと変わったP3ですが開放的になったこともありかなりカラっとした音調になります。もしウェットな感じの音調を好むなら多分違和感を感じるでしょう。オペアンプでかなり変えられるので問題無いと言えばそうですが、構成の見直しが必要になるかと思います。
また、マッチングするイヤホンも好みの問題で変更せざるを得ないという楽しみも増えるかも知れませんw。私はIE8の底上げを充分してくれる今のP3改で問題ありませんが、Westone3やTF.10Proでも聞き比べましたがどうもHiFiな音になりすぎて好みから外れてしまいましたね。

改造していて頂いたマイスターにはいつも頭が上がりません。
ありがとうございました!