PC-1は出来るなら導入すべき?


α900+SAL100M28 100mm F2.8 Macro

さてこの五連休なんて名前だけで仕事に忙しいですorz
5日の内訳は、仕仕休休仕ですね・・・。まあ二日ある休みはひたすらオーディオ三昧なわけですがメインのシステムにPC-1を導入しかなり聴き比べたので書いておきましょう。写真は見ての通りPC-1を噛ませて動作させているパワーアンプのModel102S。
まずPC-1とはなんぞや?と言う人が多かったのでおさらい。Jeff Rowland D.G.から出されているパワーアンプはModel102S、201、501、3XXCがありますが、最上位にある3XXC系統のみPFC(Power Factor Correction)が装備されており、これを他の機種で追加する目的で制作されたのがPC-1です。何故、Model3XXC系統があんなに馬鹿でかいのかと不思議な人も居たかも知れませんが、PC-1が最低でも二台、立てて積まれているからです。そう考えるとあのサイズも頷けます。
ではPFCとはなんぞや?と言うことになりますね。大場商事のModel301Cの製品説明にもあるように、PFCモジュールよってAC電源をDC電源に換え整流し電源の昇圧も行っています。そのためAC側では100Vで受けていますがDCの出力は385Vで出力しています(この385Vという数字はICEPowerの最大のようです)。
まあ簡単にいってしまえば安定化電源、クリーン電源のJeffのパワーアンプ専用版といったところです。
では実際導入でどうなるか・・・と言うところですが、私の環境ではかなり変わりました。電源ケーブルはそれなりに拘っていますが、アイソレーション電源を用意しているわけでもなく、壁コンからはホスピタルグレードのタップを使っている程度というのもあるでしょうが・・・。透明感はまだ上がりRef205からの音はもっとストレートに出てくるようになり、見晴らしが思いの外良くなるのには驚きました。Ref205の表現力からして充分楽器の配置は出ているかなと思っていましたが、パワーアンプの改善で鮮度が上がったと言うべきでしょうか。
Model3XXC達に並んだとは言いませんが、ここまで変わるのであれば諸手を上げて導入すべきと言えます(まあ元々の電源環境に左右されそうですが)。
現在のPC-1を手に入れる障壁は国内では手に入らないと言うことでしょうか。今回展示品を送料など込みで1400ドルで手に入れましたが本国のディーラーだと中古で1000ドルほどで手に入ってしまいます。まあラックの後にでも置くのでコンディションがどうであれ使う分には問題ないんですがその多くが国内発送のみなんですよね。今回ちょうど国外にも発送してくれるディーラーがあったので手に入ることが出来ましたが、大場商事が今後取り扱ってくれるかどうかは不明です。
純正というとともあり102Sとの接続はただケーブルを接続してスイッチを入れるだけという何の改造もいらないお手軽さですが、これが他のICEPowerを使った機器に同じように使えるというとそうでも無いでしょうから、Jeff以外の機器で使おうとしている人が居れば注意が必要であるということも書いておきます。