ダブルドラゴン

さて、X-05やPC-1の導入でメインの据え置きスピーカー環境を重点的に見直していて居ましたが書いておきましょうかHD800のバランスケーブル2種に関して。Moon Audioの銀龍ことSilverDragonと青龍ことBlueDragonです。共に100時間以上バーンインした上で再度。今回は環境を少し換えた状態で聴き込んでいました。こんな感じです。

X-05->GlassBlack->DAC64MK2->Chord CHORUS2->BUDA+DPS->青龍or銀龍orデフォルト->HD800


α900+SAL100M28 100mm F2.8 Macro

いきなりを結論を書いておきますと!?・・・、値段に躊躇せず今なら銀龍を買えと大きな声で言えますね。時期的に青龍が先だったこともあり都合両方手に入れましたが、今買うなら銀龍で充分です。というか青龍は・・・と言わざるを得ないです。また8月30日の記事ではいくつかバランス化について仮説を立てましたが、良くも悪くも青龍ではデフォルトケーブルには打ち勝てていないと今では断言できるでしょう。当時は買ったすぐもありあまり変わらないという思いがありましたがいくつか聴き比べていくとデフォルトケーブルより解像感は落ちアタック感が弱いorz
まあバランス化で駆動力が上がったために隠されたような感覚に陥るもののどうもBUDAで鳴らしているのに弱いんですよね。バランス化させてまでこれでは・・・というところです。
では銀龍ではどうかというと、BUDAに引っ張られるように攻撃的な音の出方(それによって空間はよりソリッドに人に寄ればかなり狭くなったとも感じるかも)が増し、薄味のHD800もかなり濃い口になったなと言う印象です。ピアノは重く、バスドラムは程良く弾み、ウッドベースは沈むという風になってくれるのはなかなかどうして好みというのもあり評価が高いですね。
そのためHD800元の音の出方や空間表現を尊重するのならシングルケーブルで良いと思います。それだけ今回の禅はデフォルトできっちっりチューニングしているんだなと感心させられる結果になったのかも・・・。まあでも猫も杓子もリケーブルと言っても好みや環境にもよりともすれば改悪にもなるという良い例だったのかも知れません。聴いて吟味しようという事ですねオーディオなら何事も。さてそうするともう出番がない青龍をどうするか?うーん頭が痛いです。