Tributaries

パリで見つけた12の贈り物
「パリで見つけた12の贈り物」
 [CD]
 アーティスト:フレドリカ・スタール
 レーベル:BMG JAPAN
 発売日:2008-10-22

先に言ってしまえば、女王クラールのようなドスの効いた深みのある歌い方でもないし、しっとりと深淵に誘うようなスタンダードなジャズボーカルモノを期待する人には絶対的にはオススメ出来ないCDの一枚。フレデリカ・スタール嬢のセカンドアルバム。アフェリでは邦題の方を貼ってあるけど、原題はTributaries。なぜ邦盤を勧めるかというとボーナストラックと、エンハンスドCDとしてMusic Videoが収められているからです。
フランス発ということもあり、英語歌詞だけでなくフランス語歌詞の曲もいくつかありますが、シンガーソングライターの肩書きを持つだけあり全てオリジナル。先に述べた通り、彼女の歌い方や声色がスタンダードから見れば少し異質で、CDの帯には”北欧の透明感とパリのエスプリを合わせ持つ”なんて無茶苦茶な売り文句が書いてあったりしますが・・・。
聴いてみると結構ビッグバンド構成の曲がうまく合ったりします。4曲目のirreplaceableがそういう意味ではオススメ。逆にピアノに合わせて雄大にもしくは深く歌うというのは結構合わなかったりだなあと思えたりもします。
まあたまにはこういう一枚も良いじゃない?ということで。

α900+SAL100M28 100mm F2.8 Macro