iBasso PB1 Toucan雑感


α900+SAL100M28 100mm F2.8 Macro

ということでToucanも80時間ほどの駆動を越えたので書いておこうと思います。
環境としてはS:Flo2にSC-4 Customのmini-miniケーブルでの接続でイヤホンとヘッドホンはゼンハイザーのIE8、ゾネのE8、オーテクのES10となります。
その前に気づいたことがあるので書いておくとまず説明書が今回付いてきませんでした。その代わりオーダーページには英語のPDFマニュアルがDLできるようになってます。日本にも代理店が出来たこともあり各言語のマニュアルが紙では代理店に任せるのかも知れません。
また、ロールアウト時に書きましたノイズの件ですがゲインを下げればIE8でもほぼ聞こえません。そのためToucanの通常使用はゲインLowで行う事にしました。E8でもS:Flo2だとボリューム9時くらいで音量取れるし、試しにiPodでも音量確認しましたが12時くらいで取れました。
言えるのはスピード感とアタック感が結構あってどんどん音が押されてくる感じで鳴らしてくれます。IE8を音量上げて鳴らしたりするとドライバが飛ぶんじゃないかと思うほど震えるのが面白いところ。ここは25V駆動の恩恵なのかどうか分かりませんが、解像度もそれなりにあり充分な表現力を持って居ると思います。ただしIE8で使う分には少々音が出すぎで結構潰れ気味に聴こえてしまうのが残念です。E8では細やかなんですが、ES10でも少々高域ではごちゃごちゃしちゃう部分が多い感じがしてもっとエージングを進めても変わらないところだと感じますね。ボーカル向けと言うよりかはToucanにあった曲を聴くのが良い使い方も知れません。
値段なりと言ってしまえばそれまでになってしまいますが、ポータブルバランス機の入門には一番良いと言えると思います。サイズも悪くないし、今後は専用のDACが出ることを考えると面白い存在ではありますが、ボリュームの質と、バランスとシングルが出せるとは言え入力と出力が逆なので使いこなしを要求される部分をどう考えるかだと言えるでしょう。