Macオーディオプレイヤーソフトの高音質化アプローチあれこれ-その3

効果があるか判断が分かれるものにMemory Playがあります。HDDやネットワーク越しにあるオーディオファイルを読み込んでそのまま再生するというのが一般的な動作ですが、物理メモリ上にトラックや選んだ曲を全て読み込み再生する手法がMemory Playです。
再生すべきオーディオデータをメモリ上に展開するため再生中はHDDやネットワークアクセスを行わないのでその分高音質化が図れる考え方ですね。また搭載している物理メモリが少ない環境だったり、そもそもの読み込みファイルがハイレゾファイルで莫大だったりするとメモリを圧迫するのでまともに使えない場合もあり、そう言う意味でも機能を使うには判断が必要だと思います。
また、デメリットも存在します。それはメモリの断片化。トラックや選択した曲が変わればメモリの解放、新たなトラックをメモリへ展開・・・の繰り返しになりどうしてもここでうまく解放されないメモリ領域が発生し、長時間再生を楽しんでいると空きメモリが足りなくなることがしばしば起きHDDに仮想メモリスワップが頻繁に発生し安定しなくなるという事にも最悪陥ります。
対処として究極の手段はマシンを再起動すれば良いわけですが、フリーでメモリ解放用のソフトはいくつかあるので定期的にこれらを実行することで回避は可能です。