GRADO8雑感とエージングボックス

エージングの意味や是非は行う個人の判断に任せるとして、どうしてます?と聞かれることも多いので多少書いておきます。基本的に母艦MaciTunesから、もしくはiPodから音は如何様にも取れるのでアンプ、ケーブル、SP、ヘッドフォン、イヤホンどれをとっても適当にプレイリストを作ってかけっぱなしです。
で適宜聴いていき変化も楽しむという感じなんですが、ちょと前にネタということでエージングボックスを貰いましたw。上の写真のモノがそれです。
http://www.micro-solution.com/pd/audio/sbs101.html
マイクロソリューション製のものなんですが存在自体はもらうまで知りませんでした・・・。イヤホン専用なんですがコードの溝が切ってあったり充分使えるしまたうたい文句通りの遮音性で寝ている間かけっぱなしもOKです。これのヘッドホン版もあればいいんですけどね・・・。
私はこれまではイヤホンもヘッドホンも寝てる間はタオルを何重にもグルグル巻きにして放置という感じでしたね。
さてこの箱も活用しながらGR8を合計40時間ほど鳴らしたので現時点での雑感を書いておきます。


α900+SAL100M28 100mm F2.8 Macro

・構造上の欠点?
ケーブルがしなやかで取り回しが最高なんですが、イヤホンの形とケーブルの分岐、接合部分の関係でタッチノイズがかなり出ます。今までのイヤホン遍歴の中でタッチノイズは最も高い部類です。またそのイヤホンの形故、思いっきり奥に入れる事も出来ず装着感は微妙にはめ込む形でしょうか。ただあまり緩いとスカスカになるってしまうのでベストの装着感にするまでに慣れが必要でしょう。

・音質、音調の好みなど
全体的に緩いというか甘いです。付帯音があるというわけでもなく。中低域が豊かなのでボーカルものは充分前に来てなかなか聴きやすく良いと個人的には判断しますが、人によるとそれが籠りがちと捉える場合もあるでしょう。残念なのが高域の量の少なさと伸びきりが足りないところです。これはPHPAをSR-71A改、iQubeV2、PMA、P3改でのマッチングでもみましたがイマイチなところですね。聴き始めからも甘さと高域の残念感はあり40時間では特に変化もないというのが現在のところですが果たして今後変わるかどうかは続けて見ていくしかないかな?

・これがGRADOの音なのか?
個人的には様々な機種の試聴はしましたが、所有機種はありませんので現時点でこれがGRADOの音なのかと聞かれた場合は答えることが出来ないとしか言えませんね。